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2013年10月23日水曜日

教員採用試験まとめ(前半)


こんにちは。Savaです。

いよいよこのブログのページビューも5000を超えました!!


Mochi君の記事のおかげですね。笑


 私、以前の記事で長い旅から帰ってきたと書きましたが、それは嘘で(オイっ!)、教員採用試験の勉強に集中していたから今まで更新していませんでした。今振り返ると、別に記事を書くくらいのゆとりはあったのかなと思いますが、いかんせん心配性ですので試験に集中していました。まあいいわけですね笑。これからはMochi君に負けないように更新したいなと思います。


さてさて今回は、タイトルの通り、私が受けた教員採用試験のまとめを書こうかなと思います。自分がおよそ半年間行ってきたことをまとめて、自分が何を学んだのか、試験を通してどのように成長することができたのかを考えたいなと思います。
前半は試験の内容と、どんな試験勉強をしてきたのかをまとめます。


教員採用試験

Savaの場合―

1.受験内容

校種:中学校 英語科
受験地:西日本のどこか(特定されると困るかもしれないと思ったので)


{一次試験}
一次試験では教職教養、一般教養、教科専門教養(筆記とスピーチ)、集団面接と集団討論がありました。
 二次試験では、小論文、個人面接と場面指導がありました。以下、ざっくりとそれぞれの試験内容を書いていきます。



・教職教養
 教育基本法や日本国憲法、学校教育法などの教育法規や教育史、中央教育審議会の答申などが穴埋め問題や記号選択問題として出題されました。



・一般教養
 中学校までの教科書レベルの問題や、時事問題が記号選択問題として出題されました。
 私の受験した自治体では理系の問題が難問でした。



・専門教養(筆記・スピーチ)
 筆記は学習指導要領の穴埋め問題、長文読解、定義をもとに単語を選ぶ問題などが出題されました。レベルとしては大学入試レベルくらいだと思います。


 スピーチはあるテーマについて一分間スピーチを行います。スピーチ後2分間で他の受験者と質疑応答を行います。スピーチのテーマは「私の夢」、「生徒に体験させたい国際交流」、「なめらかな中高接続のために」など3つほど提示され、その中から一つ選んでスピーチをしました。英語の表現力や理解力を見られるそうです。



・集団面接・集団討論
 集団討論は七人程度のグループでテーマについて15分間討論を行いました。
 私は「生徒の問題行動の背景と対応」というテーマで討論しました。


集団面接は挙手制で面接官の質問に答えました。
質問事項は「自分が教壇に立った時に足りないと思うこと」の一つでした。人数が多かったからだと思います。




{二次試験}
・小論文
 教育に関するテーマに対して1200字(60分間)で小論文を書きました。


・個人面接・場面指導
 個人面接は主に自己アピール書(事前に提出してあるもの)から聞かれました。
 

 場面指導は、ある学校の指導場面に関して面接官とロールプレイをしました。
 私は「最近教室に飴などのごみが落ちているのが目立ちます。多くの生徒に聞くとほとんどがA君のものだと証言しています。あなたはA君とクラス全体にどう指導しますか。」という題で行いました。







2.それぞれの勉強法と反省
 それぞれの科目に対し、どんな方法で対策したか、また、その反省をここでまとめます。

教職教養(教育原理、教育心理、日本教育史、西洋教育史、教育法規、教育時事)
 教職教養はオープンセサミという教材を使って、試験に必要な知識を蓄えていきました。三月末から勉強を始めたのですが、まずは、一通り穴埋め問題を記入して、一日数ページずつ覚えていくという感じて進めていきました。この作業が終わったのが五月の中ごろだったと思います。もちろん、一回で覚えきれるわけはないので、一日一回は教材を広げて、覚えていきました。その後は、昨年の各県の過去問を解き、知識が定着しているか、抜け落ちている知識がないか確かめました。
 また、教育時事として出題される中央教育審議会答申に関しては、教採を受ける友達と勉強会を週一回のペースで開いて、基本的知識の確認やディスカッションを行い、深めていきました。
 教職教養の勉強はそれなりに効率よくできたのではないかと思います。大切なのは過去問を通して自治体の傾向を知り、出題されそうな部分を徹底的に覚えていくことだと感じました。また、暗記中心になりがちですが、教育用語などのwhyhowを考えると(なぜそんな答申が出されたのか等)、自分の中に残る(採用試験以外にも役立つ)知識になっていくのではないかなぁと思います。



・一般教養
 一般教養もまずはオープンセサミを使って、知識を蓄えていきました。一般教養はいろんな問題が出され、出題の幅が広かったので暗記ものの歴史や地理は捨てました(オイ笑)。ここら辺は自治体の過去問を解いて、あまり出ない分野は勉強しないなどしたほうがいいのかなと思います(歴史や地理の問題は出題されたけど(笑))。一通り解き終わったら、これも各県の問題を解いて演習に励みました。
 一般教養の勉強は範囲が広すぎて、どれだけやってもきりがないのでそれなりに割り切って取り組んだほうがいいのかなと今では思います。過去問を解いて傾向をつかみ、出されそうなところを予想して覚えていくことが大切だと思います。頑張って取り組んだつもりでしたが、一般教養は半分くらいわかりませんでした(多肢選択問題だったので、どれだけミリオネアの時の新庄になりたかったか(笑))。



専門教養(筆記・スピーチ)
 筆記試験の勉強は英検やTOEICの単語帳で語彙を増やし、過去問に取り組みました。長文が出題されたので、大学入試のための問題集を解いて長文に慣れていきました。
 スピーチは、教採を受ける友達と一緒に大学のネイティブの先生にお願いしてディスカッションの練習をしました。週ごとにいろんなテーマでディスカッションをして、ネイティブの先生にフィードバックをもらうという形で進めていきました。
 私の場合、語彙の増強とスピーチの練習が専門教養の勉強でした。勉強を始める前と比べると、少しは語彙が増えたかなという感じです。



・面接・集団討論
 面接や集団討論は教採を受ける友達と五月中旬くらいから週一回程度で練習しました。聞かれそうな問題をあらかじめリストアップし、自分なりの答えを事前にまとめ、実際に集まって面接をしてみるという形で進んでいきました。試験が近づくと二日に一回以上くらいのペースでしていました。
 集団面接・集団討論は仲間がいないと練習できないので、友達がいてよかったなと思います笑。
面接で大切なのは、先生っぽくふるまうこと(抽象的ですが、姿勢や声の大きさ、元気の良さなどのことです)と、簡潔に答えることではないかと練習を通じて感じました。面接官が何を見たいかということを考えると、結局は「先生になれそうかどうか」じゃないかと思うからです。
集団討論で大切なのは、自分ならこうするという具体的な案をもつ(べき論で終わらない)ことだと感じました。本番で、他の受験生は「学校(教師)は~であるべき」で終わっていることがほとんどでした。私は「(その理想に向かって)私は~ということを実践していく」ということを言ったので、もしかしたらそれが他者の違いを生み出せたのではないかなと振り返ってみると思います。また、先生っぽくふるまうこと(ここではアイコンタクトをとる、周りの意見を尊重するなどのことです)も大切だなぁと思いました。まあそりゃあ、教員採用試験ですからね(笑)。でも忘れてはいけないことだと思います。




{二次試験}
・小論文
 小論文も、教採に小論文がある友達と一緒に勉強会を開いて練習しました。週一回程度あるテーマに関して小論文を書いてきて、回し読みしながら添削していきました。最初は小論文の参考書に載っているような一般的なテーマに取り組み、その後受験する自治体の過去問に取り組み、数をこなしていきました。二次試験の一か月前くらいから一日一つ小論文を書いて、質と書くスピードを高めていきました。
 小論文の勉強は、教採の中でも一番しんどかったです。日ごろから文章を書いてないツケが回ってきました。このブログでちゃんと記事書こう(笑)。数をこなしていけばだんだんと書き方がわかり、自分のスタイルを作ることができました。また、友達に見てもらったことで、自分では気づけない部分に気づいていくことができました。自分ではわかると思っても、案外読み手にはうまく伝わらないことが多かったです。この記事もそうかもしれません笑。


・場面指導
 場面指導も面接や小論文と同様に、教採で場面指導がある仲間と一緒に取り組みました。あるテーマについてロールプレイ→みんなでどうすればいいか検討するという流れで練習していきました。
 一次試験の後(七月末)から対策を始めたので、少し勉強不足だったかなと思います。実際に本番でもテンパってしまったので、もう少し早く始めればよかったなぁと後悔しています。また、本番では相手(試験官)が予想以上にいろいろ言ってくるので、練習の質、量ともに足りなかったと反省しています。




.その他教採のためにしたこと
 課される試験ごとの対策以外にも、教採の役に立つかなと思って以下のことをしました。振り返ってみると、間接的ですが、それぞれ役にたったかのではないかなと感じます。


・雑誌を読む
 私は教職課程という、教採のための月刊誌を大学の図書館で読みました。面接のコツや小論文の書き方、教育時事など教採に関するヒントや情報があるので、勉強に疲れたら休憩がてらに読んでいました。
 教採の勉強を始める前などは、何を勉強したらいいかよくわからなかったので、この雑誌を読んで教採の概観をつかんでいました。いい本です!!!(一冊しか買わなかったけど笑)


・読書する
 勉強に疲れたり、やる気が出なかったりしたときは読書をしていました。教育系の本や教職専門に関するもの、まったく関係ない本などを読んで、リフレッシュになりました。一番面白かったのは羽生善治さんの「直感力」という本です。Mochi君みたいに書評を書きたいですね。


・適度な運動
 太らないため、また、健康でいるためにも運動は適度にしていました。週末に野球好きの友達とキャッチボールをするのが日課でした。おかげさまでスライダーチェンジアップが投げられるようになりました。これからの課題はコントロールです。


・ググる
 インターネットを利用して、教採の情報が落ちてないかを調べたり、気になった言葉を検索して遊んだりしていました。特に、教育史に出てくる人物などはwikipediaに詳しく経歴や性格がのっていて、面白かったです。もちろんインターネットなので、情報をうのみにしないということには気を付けました。




4.前半まとめ

 ここまで、教採の試験のためにしてきたことをまとめてきました。ざっくりですが、案外いろいろなことをしてきたなぁと感じます。およそ半年間取り組んできたことですから、振り返りを行えたのは良かったです。
 後半では、試験までの道のり、教員採用試験を通して成長したなと思うことをまとめていきたいと思います。

 読みづらい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。次回は少しは記事が読みやすくなるように努力します。



Sava


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