2013年2月23日から24日まで西条研修センターで催された追いコン研修に参加しました。とは言っても途中からだったので、交流会だけ行って来たようなものですが(笑)、それでも多くの先輩や他地区の方とお話することができて、そこで感じたことを書き留めておこうと思います。
1. Follow your heart
これはSteve JobsのStay Hungry, Stay Foolishという演説で出てきたセリフですがこれととても近いメッセージを頂いたので引用させていただきました。今は社会人として働いている大先輩からの言葉なのですが、「直感的にやりたいことをやれ」と言って頂きました。
その先輩はもともと保育士のお仕事をされていたのですが、他にやりたいことがあるのではないかと感じて、一度仕事を退職されました。その後老人ホームで勤務されていました。そこの仕事でも上手くやってらっしゃったそうですが、ふと中学校の頃に職場体験で訪問した幼稚園での出来事を思い返したそうです。その幼稚園では子供たちとたくさん遊んで、帰りに1人の子どもから「お兄さんと会えて良かった」と言われたそうです。それを思い返した時「自分は人に良い影響を与えたいという思いで保育士になっていたのか」と実感できました。そしてその後、先輩はもう一度保育士になろうと、もう一度勉強を続けています。
一見遠回りだと思われるかもしれませんが、先輩は老人ホームでも相手に感謝された時に人の役に立っていると感じていたため、根本的にその2つの仕事は繋がっていたと言います。むしろ老人ホームで自分の初心を思い出せて良かったと言ってました。大学生の私に対して「社会人になったら自由にやりたいことを始めるのも大変だから、今のうちに初心を忘れないことと直感に任せて行動することの2つはやっておけ」と言ってもらえました。
自分は英語教育に関係ないことはどちらかと言えば避けようとする、極めて「お子ちゃま」な正確なので、自分の直感でやりたいことを始められたらと思います(^^)
2. 相手の気持ちに立つことは不可能、だから誠意をみせる
BBSで僕は今ある中学生の男の子と月に1回会って勉強を教えたり一緒に遊んだりしています。彼は昔に少しやんちゃをしていて、大学生の自分にはあまり心を開いてくれていないのではないかとよく心配になります。大学の授業では「カウンセリングマインドで共感的理解が重要だ」と繰り返し教えられてきました。しかし、ずっとやんちゃし続けてきた彼の気持ちを自分が完全に理解することはできず、下手に「僕には分かるよ」などと知った顔で言っても、きっと彼は見抜くと思います。
このことをBBSの大先輩である福田さんに相談すると、彼女はとても親身に相談に乗って下さいました。そもそも彼女によれば、他人の立場になることなんて不可能で、完全に理解しなくてもいいのです。万引きをした子の気持ちを自分が理解するには自分も万引きを同じような状況でしないといけないでしょう(勿論する必要もありませんが)。福田さんならどうするか訪ねてみると、とりあえず先に「私はあなたのことを完全に分かることはできない」と伝えるそうです。そして「だからこそあなたを分かろうとしたいの」と続けます。つまり、私はあなたを分かりたい、分かろうとしたいというメッセージを伝えるということです。
確かにこのような誠意を見せることで、こちらも偽った自分を作らないで(相手のことを何でも分かるという虚栄心を持たないで)済みます。「BBSのお兄さん(もしくは学校の先生)はこうでなければいけない」という自分の思い込みが少し解消できて楽になりました。
本当はもっと色々な方とお話して感じたことはあったのですが、このくらいで(笑)
普段自分がやっている実践を振り返るという意味でも、悩みを相談できたという意味でも、収穫の多い研修だったなと思います。
参考
日本BBS連盟ホームページ
http://www2.ocn.ne.jp/~bbsjapan/index.html
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